2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンは12月2日に発表される予定です。
11月5日にはすでに30語のノミネートが発表されており、その中から最終的な選考が行われます。
この年末恒例の発表は、その年の社会情勢や文化的トレンドを反映する重要なイベントとして注目されています。
…が、ここしばらくは審査員の「老害化」や「野球ネタの当選率」のせいで注目度が減っていることはあきらか。
ということで今年もノミネートしている野球ネタの流行語、大谷翔平の「50-50」が流行語大賞を受賞するでしょう、という予測をしていきます。
野球関連の年間大賞受賞例
まずは2010年以降、流行語大賞で野球関連の言葉が年間大賞を受賞した例をいくつか挙げたいと思います。
- 2015年: 「トリプルスリー」
1シーズン中に「打率3割・30本塁打・30盗塁」以上を達成することを意味する野球用語です。 - 2016年: 「神ってる」
この言葉は、広島東洋カープの緒方孝市監督が、鈴木誠也選手の活躍を称えて使った表現です。カープのリーグ優勝とともに広く使われるようになりました。 - 2021年: 「リアル二刀流」
大谷翔平選手のメジャーリーグでの投打両道の活躍を表現した言葉です。 - 2022年: 「村神様」
オリックス・バファローズの中川圭太選手が、チームメイトの山本由伸投手を称えて使った言葉です。 - 2023年: 「アレ(A.R.E)」
阪神タイガースの岡田彰布監督が、リーグ優勝を表す隠語として使っていた言葉です。
改めてみてもひどいくらいひどいくらいゴリ押しされてますね…。
野球ネタが選ばれる一番の理由
選考委員の中に野球好きとして知られるやくみつる氏がいることも、野球関連の言葉が選ばれやすい一因として指摘されています。
しかし、やく氏自身は「私が(野球ネタを)ねじ込んだわけではございません」と2022年に否定する発言をしておりこの見方に対して反論しています。
2022年に発言したのですが、結局22年23年ともに野球ネタが大賞を受賞しました。
審査員の平均年齢が60歳
「新語・流行語大賞」の審査員の平均年齢は選考委員の顔ぶれによって異なりますが、
例えば2023年の選考委員6人の平均年齢は61.5歳でした。
この年の選考委員は、言語学者の金田一秀穂氏(70歳)、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子氏(49歳)、俳優・エッセイストの室井滋氏(65歳)、お笑い芸人のパトリック・ハーラン氏(53歳)、漫画家のやくみつる氏(64歳)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏です。
また、2022年の選考委員5人の平均年齢は60.2歳でした。
この年の選考委員は、言語学者の金田一秀穂氏(68歳)、作家の姜尚中氏(71歳)、俳優の室井滋氏(63歳)、漫画家のやくみつる氏(62歳)、歌人の俵万智氏(58歳)です。
このように審査員の平均年齢は年によって異なりますが、60歳前後であることが多いです。
数字を見るだけでも嫌気がさしますね。
とはいえ、日本人の平均年齢は2024年時点でおよそ 49歳前後 と推定されています。
この49歳より上の世代の人口比率が高いため、「日本全体でみた流行」から視点を変えるとあながち間違いでもない気がしてきませんか?
野球ネタが選ばれて嬉しい人たち
野球ネタが流行語大賞に選ばれることを喜ぶ人たちの意見は以下のようなものがあります。
- 大前提というか当たり前ですが、野球ファンにとっては自分たちの愛するスポーツが社会的に認知されている証として嬉しく感じます。
- 大谷翔平の活躍など、野球が日本のスポーツ界で大きな話題を提供し続けていることを示しています。
- 「50-50」のような野球用語が年間大賞の最有力候補となることで、野球の人気と影響力の高さを実感できます。
- 野球関連の言葉が4年連続で受賞する可能性があり、野球ファンにとっては快挙と言えます。
- 大谷翔平のような国民的スター選手が表彰式でスピーチする姿を見られる可能性があり、ファンにとっては楽しみな瞬間となります。
- 野球用語が選ばれることで、野球の文化的な重要性や社会への浸透度の高さが再確認されます。
これらの意見は、野球ファンや関係者にとって、流行語大賞が野球の人気と影響力を反映する重要な指標となっていることを示しています。
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